「好きです!付き合って下さい!」
「有難う御座います」
「え、じゃ、じゃあ!」
私は深々と頭を下げる。
「お気持ちだけ頂いておきます。それでは、授業の準備がありますので失礼致します」
踵を返し、教室へ向かう。
後方からは男子生徒の溜息が聞こえるが、私は振り返ることなどしない。
誰にも見られていないと分かっていても、私は凛として廊下を歩く。
見られているからするのではなく、日々の行いが大切なのだ。
私が教室に戻ると、友人が扉の前に待ち構えていた。
「もー、またでしょう!ってば凄いよねー」
席へ向かう私の後ろを、ぴょこぴょことついてくる。
「可哀想なことをしちゃった」
「だったら、誰かと試しに付き合えばいいじゃん」
「そんな軽い気持ちだなんて、相手に失礼よ」
だが、失礼なのは男子生徒も同じだ。
どの男の子も告白と称し、私を呼びつけ、自身の思いを不躾に突きつけてくる。
何故わざわざ"好きである私"に足を運ばせる手間を与えるのか甚だ疑問だ。
頭の悪い、まるで判子のような言葉ばかりを聞かせるだけであるのに。
本当に好きだというのなら、もっと伝える言葉を選別すればよいのだ。
自分に都合のいい日時で呼び出すのならば、それくらい可能だろうに。
「ねぇねぇ、今日返ってきたテスト、どうだった?」
「特に変わらない結果よ。普段通りだわ」
「じゃあ貸してくんない?数学の途中式がよく分からないんだよね」
「だったら、先生が下さった模範解答を見ればいいじゃない」
「あんなのわかんないって。
数学が出来る人間は平気で式を飛ばして書くんだもん。わかってて当たり前だって。
反面、は私が見ても計算の流れがわかるような書き方をしてくれるじゃん。
模範解答としてはこっちの方が上だよ」
そう言って、友人は私の数学の答案を持って自分の席へと帰っていく。
私だって当たり前すぎる式なんて省略したい。しかし、教師に何かを言われるのも避けたいし、
それに毎度テストの度に私の答案が"本当の模範解答"としてクラス中を回ることになるのだから、誰の目から見ても明らかな完璧な解答を書く必要がある。
ただそれだけだ。
「すっごーい!は今日も絶好調だね!」
「そうでもないよ。ただ、皆が凄かっただけで」
「そんなことないよ。最後はのお陰じゃん!」
「のフォローあってこそだよ」
「ううん。私は全然」
「これだよ。いっそ私のお陰でしょって言ってくれた方が楽だし」
「出来すぎて、嫉妬すら起きないよ。本当別世界」
それは、たかが学校の体育であっても全力で取り組んでいるからだろう。
運動に関する理論を勉強し、基礎体力向上のため日々のランニングや筋トレは欠かさない。
だが、完璧である私がそんな努力をしているなど、絶対に他人には秘密だ。
「勉強も出来て、運動も出来て、ってまさに死角なし」
「世の中不公平だよね」
そんなことはない。
大抵の場合能力の上下はさほどない。
自分の力を向上させるか、させないか、怠るか、怠らないかだ。
私がこれほどまでに、自身の向上に努める事には理由がある。
随分前の話になるが、以前、とても素敵な人に出会ったのだ。
それは、私が幼稚園くらいの頃だ。
◇
お父さんは今日も帰ってこない。
まーいにち、お仕事ばっかり。
お母さんに聞いたら、休みの日も会社の人と会わなきゃいけないから大変なのよって言ってた。
そうやって、いっつもお仕事は私とお母さんからお父さんを独り占めする。
ずるい。ずるい。ずっるーーーい!!
私ももっとお父さんと遊びたいし、お父さんに抱っこしてもらいたい。
お誕生日もお祝いして欲しいし、発表会にも来て欲しい。
それと、お母さんと、遊んであげて欲しい。
お母さん、いっつもへーきって言うのに、暗い顔をする。
きっと、お父さんと一緒にいたいんだよ。だって、私がそうだもん。
そうすれば、きっと、お母さんは私と遊んでくれる。
窓からお庭を覗くけど、お父さんの車だけがない。
どれだけ見ていれば、お父さんは帰ってくるんだろう。
仕事は大事っていうけど、でも、寂しいよ。
じわりと涙がでてくる。
でも、私は知ってる。
いっぱい泣いたって、誰も来ない。
お父さんも、お母さんも、だーれも、来てくれないの。
だけど、涙が止まらない。
「御機嫌よう、今宵も月が綺麗ですね」
誰かが、ぷかぷかと窓の外に浮かんでいた。
スーツみたいな服を着て、黒いマントを羽織っている。
「おさんぽしてるの?」
「ええ。月光の元で散策を。……そのお陰で」
その人は私の手を握ると、甲にキスをした。
絵本で見た王子様と一緒だ。
「可愛らしい貴女に逢うことが出来ました」
「あ……」
こんなこと初めてで、私は恥ずかしくなる。
「そのように恥ずかしがる貴女も良いものですね」
きっと、お顔が真っ赤なんだ。
だから恥ずかしいって思ってることが、わかったんだ。
これ以上見られたくないと、私は下を向いた。
「おや、折角の貴女をもっと見ていたいというのに、いけませんか?」
首を振る。
だって、恥ずかしいのに。
「レディ。私がお嫌いでしたらそのままで。
もし。そうではないのでしたら、私の一方通行な思いでなければ、
お顔を私に見せて頂けますか?」
初めて会った人だけど。
だけど。
「ふふっ。いい子ですね」
顔を上げた私の頬を、その人は優しく触れる。
こんなこと、お父さんにいつされたっけ。お母さんにいつされたっけ。
少し冷たい手のお陰で、私は温かい気持ちが広がってくる。
私は自然と、この人に笑顔を浮かべていた。
この人の名前は、ジズというらしい。
初めて聞くお名前だ。
幼稚園でそういうお名前、聞いたことがない。
ジズさんは、私の話をなんでも聞いてくれた。
お家のこと、幼稚園のこと、私のこと。
たくさんたーーくさん話した。
「お母さんもお父さんも私と遊んでくれないの。
だから、今日はジズさんが遊んでくれてとっても嬉しいの」
「それは光栄です。レディ」
優しい微笑が、嬉しかった。
私を真っ直ぐ見てくれる。
私と沢山お話してくれる。
「ほんとはね、夜更かし、怒られるの」
「では、私たち二人の秘密としましょう。そうすればレディが怒られることはありますまい」
「言わないでくれるの?」
「ええ。ですからレディも私のことは誰にも秘密にお願いしますね」
「うん!約束するよ!」
なんて優しいジズさん!
私、もっともっとジズさんと一緒にいたい。
ジズさんとずっといられるなら、寂しくなくなる!!
「おや……時間とは残酷なものですね。私ももう行かなくては」
「い、行っちゃうの!?」
折角会ったのに、もうばいばいなの。
そんなのいや。
まだまだお話したいことがあるの。
私が話すばかっかりだったから、ジズさんのお話もいっぱい聞きたいの。
それに、私のこと、そんな風に褒めてくれる人なんて、初めてなの。
お父さんもお母さんもほとんど、ううん最近は全く言ってくれない。
だから、嬉しかったの。
本当に嬉しかったの。
もっと褒めて、もっとお話して、もっと一緒にいて、もっと相手にして、
もっと私を見て!!!
「私はいつか必ず貴女を迎えに来ます。
その日まで、貴女は立派なレディになっていて下さい。
この私に相応しいレディに」
「なる!立派なレディになるから!だから!!」
また手の甲に唇が触れた。
これが、さよならって意味なんだってことはわかる。
いやだ。離れたくないよ!!
行かないで!!!!
「必ずお迎えに上がります。麗しのリトルレディ。
ですから、お身体には十分に気をつけて」
◇
と、いうのが今も残っている記憶である。
だが、やはり子供の記憶と言うべきか、所々常識では考えられない箇所がある。
例えば、人が窓の外で浮いている、なんてことはありえない。
外見に関しても、この地域でマントを羽織るような習慣はない。
違う国の人ならおかしくないのだが、実際どうだったのか。
根本を疑うことになるが、私のこの記憶自体、ただの妄想である可能性がある。
迎えに来るとは言われたが、未だに現れないのだ。
あれから六年もの月日が流れたと言うのに。
やはり、あの紳士は幼い私が作り出した虚ろか。
ならば、私がその記憶を大切に抱く必要も、立派な女性になる必要はない。
自分を磨くのは労力を使う。好きなことを諦め、自分を律し、厳しく接してきた。
もう終わりにしよう。
他の人のように、もっと自由に楽に生きていけばいいではないか。
そんな自問を繰り返しながらも、私はいつも同じ結論に行き着く。
夢かもしれないけれど、もう少し頑張ってみようと。
もし、本当にあの人が迎えに来た時、嫌われないようにと。
立派になりましたねと、あの人に褒めて頂けるようにと。
私はそのためだけに生きているのだ。
あの人に、ジズ様に、褒めて頂けるように、一緒にいられるように。
「そういえば、ねぇ知ってる?今晩皆既月食だって!綺麗に見えるといいなー」
「ええ、雲がないといいわね」
皆既月食とは書物では見たことがあるが、実際にはない。
この機会に見てみるのもいいだろう。
あの方とお話をすることを考えても、知識や経験を増やしておくべきだ。
あの方がどんなお話をなさっても、しっかりと対応できるように。
となれば、宿題は学校で終わらせておいた方がいいだろう。
普段宿題に使う時間を皆既月食を見ることに充てればいい。
私は教科書を取り出した。
「痛……」
思わず痛みが広がる指を押さえた。
紙とはあんなに薄く脆いものであるのに、一歩間違えれば鋭利な刃物になる。
見ていると、ぷっくりと、赤い血が指の上で膨らむ。
「大丈夫?紙で切ると大した事ないくせに異常に痛いよねー」
「でもこのくらいなら、自然のままにしておいた方が治りがよさそう」
私は左指についた小さな傷のことを忘れるためにも、宿題に没頭した。
時間は有効に使わなければ。
時は無限にあるものではないのだから。
◇
私は妄想だか夢だか分からない昔の記憶と同様、窓のカーテンを開けた。
勿論、空を浮く紳士など現れはしない。
当たり前だ。人間は、飛べない。子供でも理解できる常識だ。
空を見上げると、綺麗な月が空にくっきりと浮かんでいる。
どうやら快晴のようで邪魔な雲は一切ない。
予定ではもう皆既月食が始まっているはずだが、欠け方が少ないのか視認できない。
ラジオでもつけて気長に待つとしよう。
「皆既月食が始まりました、尚予定では二時間ほどで最大になると」
二時間もあるならば参考書でも読みながら、度々空を見上げれば良い。
私は小さなスタンドのスイッチを入れ、参考書を読み進める。
次のテストの範囲になるであろう箇所を念入りに復習していく。
区切りがいいところで、ふっと空を見上げる。
半分ほど欠けており、ああ月食が進行しているのだなと分かる。
このまま勉強を進め、完全になくなる手前に窓の前で待機することにしよう。
だが、不思議なことに、先ほどまでは集中できた勉強が出来ない。
ちらりと窓を見てしまう。
明らかに欠けた月を見たからであろうか、心が闇に蝕まれる月に引っ張られる。
そんなことでは駄目だ。
勉強も疎かにするわけにはいかないのだから。
私は一ページ進めば、すぐ月を見、半ページ進めば、また月を見る。
月が四分の一程になった頃には、勉強を放り窓の前でしっかりと待機していた。
じっと見ていると、本当に少しずつ、白い月が消えていく。
じわり、じわりと食われていく。
何故こんなにも心が惹かれるのだろう。
黒に侵食される月から、目が離せない。
何故だ。
たかが月食なのに。
月が薄い糸だけを残して消える。
ああ、もうすぐ。
もうすぐ、月が完全になくなり、闇が落ちる。
星たちは月を失い、惑うだろう。
私はそれを、見たい。
瞬きなどしていられない。
しっかりと、見なければならない。
ちり、
ちりちり、と、月が消えていく。
月は、赤錆色へと、炎を内に秘めたような、そんな姿へと変わった。
「御機嫌よう。お迎えに上がりましたよ、リトルレディ。
いえ、もう小さな姫君ではありませんね」
夢じゃない。
夢じゃなかった。
「ジズ様……」
「我が城へ、招待いたしましょう」
ようやく差し出された手。
ずっとずっと、昔から待ち続けていた、愛しき人の手。
私は絶対に離さないとばかりに、強くその手を握った。
私は、ずっと、貴方を待ってた。
貴方だけが、私を、見てくれる。
◇
「ここで少々待っていただけますかな」
「は、はい」
柔和な笑みを浮かべたジズ様は私のために椅子を引いて下さった。
こんなこと、絶対に学校では有り得ない。
やっぱり、こういう男性が私は好きだ。
それにつりあうよう、私も今まで頑張ってきた。
「女性を待たせるのは大変申し訳ないのですが」
「いえ、私は大丈夫ですので、お構いなく」
「お優しいのですね。では、申し訳ありませんがお言葉に甘えさせて頂きますね」
そう言って、ジズ様は部屋を退出なさった。
初めての、ジズ様の城。ジズ様が住まう場所。
私は辺りを見回す。
人形がこちらをじっとみている。
ジズ様の所有物だろうか、それとも私に気を配って下さったのか。
人形は、にっこりと、笑っていた。延々と、笑っていた。
「お待たせしました。お手を」
ジズ様から伸ばされた左手に、私は左手で答えた。
はっと気付いた時には、遅かった。
「おや、指が」
「大変申し訳御座いません!」
急いで左手を引くが、ジズ様はそれを許さない。
左手を強く掴まれる。
「なんということでしょう。なんてことをなさるのですか、レディ!!」
「本当に申し訳御座いません。私の不注意で」
「これは今日お作りになられた傷で?」
「ええ」
宿題に取り掛かる際、教科書で切ってしまった傷だ。
確かに血とは穢れであるという考えが世の中には存在する。
ジズ様の考えでは、血はタブーであったのか。
なんで、私は今まで完璧にやってきたのに、こんな失態をしてしまうのだ。
「仕方ありませんね」
ジズ様は私の腕を捨てるように離す。
明らかに怒っていらっしゃる。
「本当に、申し訳御座いません。何でも致します。何でも致しますからどうかお許しを」
「おお、レディ。それでは駄目なのです。もう取り返しがつかないので御座いますよ」
つかつかと靴音を鳴らし、ジズ様は私を置いて扉を閉めた。
私はこの部屋に閉じ込めてしまった。
誰も居ない筈なのに、声が聞こえる。
「全く……今度こそ成功だと思っていましたのに。残念です」
カタカタカタカタと音が鳴る。
何の音か。
辺りを見回しても、闇が巣くっているこの場所では何も見えない。
「ジズ様、お願いで御座います!
貴方がやってくるこの日のために、私は自分を高めておりました。
お傍にいても貴方に恥をかかせないようにと。
お願いです、もう一度、チャンスを!」
カタカタカタカタ。
得体の知れない何かが、私の恐怖を煽る。
ジズ様、これが罰なのですか。
これを受ければ、また私の手を取って下さいますか。
それでしたら、いくらでも進んで罰を受けます。
ですから。
「可笑しなことを言う。
私は貴女の中身に興味はありません。
言いましたよね、あの時。
お身体にお気をつけてと」
確かに言っていたような気がする。
でもそれは、私の日々の無事を案じてくれたのでは。
「貴方の左腕が適していたのに、まさかその左腕に傷を作るとは。
全くいけない子ですね」
ずしんと、床が唸る。
なんだろう。エレベーターが下る際に揺れる、あの感じがする。
不思議な浮遊感が私を襲う。
「きゃああああ!!!」
部屋から複数の悲鳴が聞こえる。
声が若い、そして女性だ。この部屋には私しか居なかったはずなのに。
「ジズ様!どうしてですか!私を使ってくれると言ったじゃないですか!」
「私の足が良いとあんなに褒めてくださったではないですか!」
「瞳にコンプレックスを持っていた私に、綺麗だと言ってくれたじゃないですか!」
「私の身体がいい。特に胴がいいと、ふさわしいとおっしゃったではありませんか!」
「美しいと、類稀なる素敵な髪だと言ったじゃない!」
「「「「「「「どうしてですか!!!!!!」」」」」」」
「ふふ。全て本当のことですよ。今でも心より思っております。
ですが、部位が一つ欠けてしまったのです。傷がついた部位は我が至高の人形には使えない」
私のことだ。
私のこの左の指の、ほんの、ほんの小さな傷を責めているのだ。
「人は成長する生物。それに今宵は月が消え、本当の闇が訪れる絶好の機会。
今が駄目ならば、全てが無に帰す。また次の機会に挑むしかないのですよ」
カタカタカタカタ音が鳴る。
それは、どんどんどんどん大きくなる。
「さようなら、私が選び抜いたレディたち。
使えぬのならせめて、その魂と、その血肉は我が人形の養分とおなりなさい」
部屋に置いてあった、あの、優しく微笑みかけていた人形を思い出した。
私は、あれに。人形に、人形なんかに、私が。
「離して!」
「痛い!!」
「ジズ様!」
「助けて!」
「お願い!」
次々と悲鳴が上がる。
ああ、私の身体も、何者かが、触れる。
身体のいたる所で、ズキズキと何かが食い込む。
引っ張らないで。
私の身体を、引っ張らないで。
お願いよ。
そんなに引っ張られてしまっては、私は。
「貴女には失望しましたよ。レディ」
ねぇジズ様
今まで、私の、してきたことは
ずっとずっと、貴方のためにと、やってきた私は
貴方に認められるために、努力をし続けた私は
結局、私は、私は──────
ぎぃやぁあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ
「残念です。ようやく貴女に会えると思いましたのに。
仕方ありませんね。また次があります。必ず貴女を蘇らせてみせますからね」
「今宵も月が綺麗ですね。──────リトルレディ」
fin.
(12/04/28)