へんたいがあらわれた

奴と出会ったのはポップンパーティーの時のこと。
参加者同士、簡単な挨拶をかわしたくらいで、特に目立った接触はなかった。
それなのに、あの男は何故か私に興味を示して────。



「Guten Morgen.良い朝だな」
「だから!誰が勝手に部屋に入っていいって言った!誰が!」

起き抜け早々、不法侵入者を踏みつけた。
踵を使ってぐりぐりと甚振ってやる。

「き、今日は玄関から入った。勝手にではない。貴様の母親が招いたのだからな」
「はぁ……。お母さんたらまた」

カニパン魔族を放置して私はリビングへ降りていく。
母親と朝の挨拶を交わし、綺麗に並べられた朝食を頂く。
半分ほど平らげた頃に仮面を装着したヴィルヘルムが現れ、誰に何の許可を取ることもなく私の正面に座った。
面倒な私は一瞥するだけで、後はもう見ない。

「ヴィルヘルムさん、朝食は摂られたんですか?」

朗らかな笑みを浮かべた母親は、警戒心を一切抱くこと無く彼に話しかける。

「ええ。お気遣い感謝致します」
「そんなに堅苦しいこと言わないでいいのに、ふふ」
「ごちそうさま!!」

ったく、魔族なんかを受け入れてんじゃないっつの。
母親がこの男を受け入れてしまうと色々と面倒なのだ。

例えば。

「着替えなら私の前でするが良い。このヴィルヘルムがしっかりじっくりと見てや、」
「死ね。外出ろ」
「淑女がそう口汚いのは感心せんな」
「誰のせいだ。誰の」
「ああ、排卵日か」
「死ねよ!!!」

何度も阿呆魔族に襲来されているお陰で、私もそれなりに学習している。
枕の下に隠していたトンカチを取り出すと、彼が装着していたカニパン仮面を叩き割ってやった。
額もろとも。豚の貯金箱のように。

「ぐ、ググ……」

魔族だからこれぐらいの衝撃如きじゃ死にはしない。
しかしそれでも痛いのは痛いらしく、暫く額に手を当ててうずくまっていた。
その間に手早く着替えを済ませる。上半身のみ終えれば後は見られても問題ない。

「……何故いつもズボンを穿いたままスカートを着る?」
「馬鹿な男から身を守る知恵です。女子の間で代々受け継がれてんの」
「貞操観念がしっかりしていることは良いが、夫の前ではありのままを曝け出して良いのだぞ」
「いつ妻になった!」
「刮目せよ!この通りちゃんと気品のある緑の紙に記入してやったぞ!
 後は貴様の名前と判子だけだ!魔族の私が人間界の書類を書いてやったんだぞ!有難く思え!」

提示された紙をしげしげと見てやる。
綺麗な楷書で正しい日本語を用いて書かれていた。

「ふうん。じゃあ、私の欄書いてあげる。それ持って役所の窓口が開く十二時に持って行っておいで」
「なんと!とうとう婚姻に承諾してくれるのか!私は感動したぞ!」
「私今から学校なの。だから一緒には行けないけど、頑張ってね」
「任せるがいい。契約は私が責任持って成立させてみせるぞ」

ヴィルヘルムはひょいっと二階の私の部屋の窓から飛び降りると全速力で走っていった。
私はそれを見届け、登校の準備を手早く済ませていく。

「いってきまーす」
「いってらっしゃい」

口元が緩む。
笑えてしょうがない。

緑色の紙は離婚届だっての。ばーーーーーーか。
それも結婚届の受付は二十四時間であって、昼とか関係ないし。
十二時なんて、公務員は昼休み中っしょ。
ほんと、魔族なんてチョロイわ。


今日も平和な一日が過ごせそうだ。











「え、えーっと、……あ、新しい教師?を紹介するぞ……?」

と、ハジメちゃんが言った時、私は嫌な予感がした。
スライド式の扉から現れたのは。

「どうだ!教師に扮してみたぞ」

いつもの燕尾服風の服がスーツに変わっているだけの、ヴィルヘルムであった。

「これならば貴様を合法的にぴーすることが可能であるぞ!」
「逆だよ!」

なんで教師として潜入してんの!
婚姻届(と思い込んでいる離婚届)を提出しに行ったのではないのか。
学校についてこさせないために十二時に指定したというのに、これでは意味が無い。

「ハジメちゃん!その人追い出して!!不審者だから!!!」

メロンパン大好きな担当教師は全力で首を横に振った。
この怖がりよう。ヴィルヘルムが脅したのかもしれない。

「さぁ、羞恥心は掻き捨て、内に秘める己を解き放つがいい!」
「鬱陶しい!顔近づけてくんな!!!」

黒板前から私の席へ近づいたかと思うと、顔まで近づけてきた。
私は爪を立てて両手でそれを押しやる。

「二人の初夜がSMとは如何なものか!」
「そういうことを人前で言うな!黙ってろ!」

すると、ヴィルヘルムはぴたりと黙った。
一応私の言うことを聞いてくれたのだろうか。
不動の表情をじっと見ていると、とろりと落ちてくる一筋の液体。

「鼻血!汚い!」
「すまぬ。が突然妖艶に私を誘うものでつい」
「想像上の私逃げて!!」

この魔族、話させても、話させなくとも害悪だ。

「普段は強気で幼いだけの貴様が、とうとう女として花開く。……存分に堪能してやる」
「まさかとは思いますが、この「」とは、あなたの想像上の存在にすぎないのではないでしょうか。
 もしそうだとすれば、あなた自身が統合失調症であることにほぼ間違いないと思います」
「……突然、何を言っている?馬鹿が奮闘して難解な言葉を使おうと、所詮馬鹿に過ぎぬぞ」
「アンタはどこまで私を馬鹿にすれば気が済むんだ、変態野郎!」

スカートの裏に忍ばせている携帯用のトンカチ二号君を振り上げる。が、空振る。

「二度も同じ手を食らうものか」
「あっれー、あっちに私の下着が落ーちーてーるー」
「なに?!」





振り下ろされる鉄槌。
鮮血の飛沫が繁吹く。

かくして、魔族の脅威は去った────。












「なに?」
「あの今日来た変な先生いたじゃん?」
「あー。あれは放っといていいから。くれぐれもあの扉開けないでね」

気絶したヴィルヘルムは掃除用具入れの中に突っ込んでおいた。
授業中一切物音が聞こえることはなかったので、相当なダメージを与えたのだと思う。
すぐに意識を戻されては面倒だと思って容赦なく叩いたが、少々やりすぎたかもしれない。
死ぬことだけはないが、大丈夫だろうか。
あれ以上馬鹿になってもらっては困る。

「いなくなってるよ」

私は閉まっているはずの掃除用具入れを見た。
赤い掃除用具が顔を覗かせている。
廊下に同じ赤色の雫がぽつり、ぽつりと続いている。

「いつ気づいたの!!」
「え、さ、さっき……」

急いで血の跡を追うが教室から一メートル離れた所で途絶えていた。
魔族級スペックのヴィルヘルムのことだから、きっとワープみたいなことをしたのだろう。

「……ま、いっか」

根城に帰ったのかもしれない。特に心配しなくていいだろう。

「え……何もしないの?」
「うん。面倒くさいし」

友人は苦笑いを浮かべた。
彼女らにとってもヴィルヘルムの存在は面倒くさいことこの上ないだろう。
二度と現れて欲しくないと思っている。それは、私だって同じだ。
今でこそ、トンカチで殴るなんていう荒業を用いて黙らせているが、それまでは為す術など無かった。
この方法だって、いずれは役に立たなく時が来る。

周囲は私が蒔いた種なのだから、私が責任持って処理しろと思っているんだろうが、
あんな変態馬鹿でも、ヴィルヘルムは魔族だ。
今のところ私に好意を持ってくれているらしいので何も起きてはいないが、アレが本気を出せば私はどうにもならない。
不平等過ぎる力関係。

本音を言えば、私はあの男と関わりたくはない。











「感謝するがいい。放課後まで待ってやったぞ」
「あーそー」

放課後突入と共に、ヴィヘルムは窓から教室に突入してきた。
こやつ、なんでもありである。

「つれない女だ」
「アンタが人間の常識を理解してくれればいいんだけどねー」
「確かに今回は失敗したが、次回は確実だ」

ぴらりと見せる一枚の紙。
とうとう本物の婚姻届に行き着いたか。

「この私が人間の女に一から十まで説明を受けた。
 これならば貴様の言う人間の常識の理解も達成したと言える」

さて、その人は魔族は適用外だということは説明したんだろうか。
さすがはヴィルヘルム。詰めが甘い。

「お、ヴィルヘルムじゃん。そろそろ落とせた?」

あーあ、面倒な男その二がやってきた。

「認めたくはないが難航している。全く私の何が不満なのか。顔も金も力も申し分ないというのに」
「うぜー」

怖気づくこともなくヴィルヘルムと接している男は、私と同じポップンパーティーに参加したニッキーである。
まさか同じ学校の生徒と会場で出会うとは思っていなかったため、あの時はお互いに驚いたものだ。
元々仲良く無かったのだが、それをきっかけに目が合えば挨拶を交わす間柄となった。
その後ニッキーはだんだんとつけあがり、
今ではヴィルヘルムの応援をしたり、私にセクハラをしたりと、はた迷惑なだけの存在になった。

「お前さ、そうやって自分はなんでも持ってるっつーけど、アレが足りてねぇんじゃねぇの?」
「この私に何が不足しているというのだ。出鱈目をほざくのは承知しないぞ」

物騒な言葉に動揺することもなく、ニッキーは大声で主張した。

「テメェに足りねぇもの!それは、エロスだ!!!」

クラスの女子がほぼ全員ドン引いている。
これは早急にニッキーを黙らせなければならない。

「馬鹿なこと言ってないで、さっさと帰んなさいよ、邪魔くさい」
「うっせーよ。処女が」
「……アンタも鉄槌を受けたいようね」

今日はトンカチ二号君が大活躍の予感。

「マジでそれは止めろよ!殺す気か!」
「場所くらい考えるわよ。鳩尾で勘弁してあげるから」
「暴力女!四十代まで売れ残れ!」
「アンタこそ一生独り身でいて、孤独死しろ」
「ハッ、オレはボインなねぇちゃんに養ってもらう予定だから」

この世の中の誰が、アンタみたいな男を養うかっつの。
ニッキーをヒモらせたところで、メリットは皆無だ。

「まぁとにかく。女は初物が良いけど、男は経験豊富がいいわけじゃん?
 お前そのへん下手だとに思われてんじゃねぇの?」
「思ってないから」

この考えは一切同意出来ない。
男はどんだけ種まきする気だよ。一人にしか責任取れないくせに。

「……私の経験がないことがは不満なのか?」
「いやいや、そんなこと、」

思っていないと言う前に、ニッキーは代わりに語った。

「そーそー。自分で自分のしごく手で触れんな、気持ち悪ぃっては思ってんだって。
 一人で性欲処理するしか出来ねぇ男は死ねっては思ってんだって」
「ニッキー、私を犯罪者にするつもり?」
「すみません。だからトンカチは勘弁して下さい」

ニッキーに、私のことは十分理解してます、と振舞われるのは不快である。
とんちんかんなことばかり言って最悪である。
こんな奴がいるから、最近周囲の私の評価がおかしなことになっているのだ。

「処理?ああ、そのようなことは部下の女型魔族に任せてある」
「は、どういう……」
「彼女らが私のあれを毎夜丁寧に奉仕する。だから自分ですることはない。だから安心するといいぞ」

安心も何も、そんな処理関係のことなんて私は一切興味がない。
だが、もう一人の男はそうではなかったらしい。
ヴィルヘルムの発言を聞いて震えている。

「お、お、お前なんて初風俗で即尺された瞬間に出して後悔しやがれーーー!!」

涙の粒をキラキラと散らせながら、馬鹿が教室を出て行った。

「あの男は何が言いたかったんだ?」
「さぁ。最初の風俗のこととしか」

即尺ってなんだろう。
エロさもレベルが高すぎると、それはもはや呪文である。

「結局あの男は異種族姦についてどれほど経験がある?」
「多分同種族の経験すらないから」
「なんだその程度か」

ヴィルヘルムが自分と同じ未経験者と思ったのだろう。
それで勝手に仲間意識を持ち、勝手に裏切られ、ショックを受けた。
馬鹿以外の何者でもない。

「貴様は、」
「私のことは聞かなくていいから」

私はさっさと帰り支度を始めた。ついてこようとするヴィルヘルムをしっしと追い払う。
奴は素直にそれを聞き入れ、ついて来なかった。
今日は聞き分けが良いものだと喜んでいると、校門前で奴が堂々と仁王立ちしていた。がっかりした。

「校内ではついて来るな、だろう?ならば敷地外なら構うまい」
「……構うけど?」

ヴィルヘルムの嫌いなところは沢山あるが、こういうところも嫌いだ。
いつもいつも一方的に妄想し、話し、迷惑ばかりをかけてくるくせ、偶に私の都合を考えてくれる。

「そう言いつつ、私を追い払うことはしないのだな」
「面倒なだけだから」
「なるほど、つんでれというやつか」
「はいはい」
「強気な女は嫌いではない。そういう者を屈服させるのが快感だからな」
「あっそ。なら弱い人間なんかより同じ魔族とか、もっと強い女の人にすればー」
「力の強さと強気は意味が違う。貴様今すぐ辞書を引け」
「魔族に辞書引けって言われるとか……」

ヴィルヘルムはぱっと見は人間だ。見た目も良い方と言っていいだろう。
頭も悪いわけではない。知能は高い。
ただ、……変態で、馬鹿なのだ。
これらは先程の長所を打ち消すとても大きなマイナスである。

「あーあ、アンタがもっとまともだったら考えてあげてもいいのに」
「私はいつもまともだ」
「はいはい」

冷静に判断できない者ほど、自分は正常であると主張する。
そう思って適当に流していると、ヴィルヘルムは突然私の両腕を掴んだ。
いつものように文句を言おうとしたが、通常とは違い指先の感覚が薄れるほどの強い力で握られている。
見上げれば、細めた目で私を見下ろしていて、背筋が凍った。
抗うことは許されない。
今のヴィルヘルムは馬鹿でも、変態でもなく、本物の魔族ヴィルヘルムである。

「まともな頭を持たんのは貴様の方だ。
 考えてもみろ。この上級魔族である私が、対等の位を持つ魔族ではなく、人間に近づいている。
 周囲は酔狂であると散々私を愚弄したが、私にとってはどうでもいいこと。
 何故、人間であるお前に近づいているか判るか」

判るはずがない。
出会ったあの日、私達の間に特殊な感情が生まれる要素はなかった。

「答えろ」

ヴィルヘルムが私を追うメリットが思いつかない。

「……そ、そんなの判るわけないじゃん」
「だから貴様は馬鹿なのだ」

ばっさりと切り捨てると、更にヴィルヘルムは続ける。

「出会ったあの日、私はに心を寄せ、愛しいと、思い焦がれたからだ。
 種族の壁なんぞでこの私の意志を曲げられると思ったら大間違いだ。
 これは遊戯でもなんでもない。
 私は狂ってなどいないと、いつ何時であろうとも断言する」

ヴィルヘルムは私の腕を離した。血が一挙に押し出され指先へと流れていく。
熱い血潮を感じながら、私はその場に座り込んだ。足腰に力が入らない。
それに不思議なことに、指先だけでなく顔面にも血が巡るのを感じた。

「どうした。人間の身体はやはり脆弱だな」

軽々と、ヴィルヘルムは私を持ち上げた。
所謂あれである。言うのがこっ恥ずかしくなる、あれである。
なんたら抱っこである。
あんな口に出すのが憚れる名前をつけた過去の人に抗議してやりたい。

「下ろして!歩けるから!」
「貴様の役に立てるならば本望だ」

だーかーらー!
いっつもふざけているくせに、そういう言葉を言うな。

「それにこの体制だと、貴様の臀部が、あたっ!」
「最低……」

最悪である。が、同時に安心する。
いつものヴィルヘルムだ。軽薄でどうしようもない方の。

ヴィルヘルムはこちらのままがいい。
そうすれば、私は彼の想いと向き合わなくて済む。

「ばつとして、ちゃんと最後まで運んでよね」
「承知した。我が姫君よ」
「……は、恥ずかしいことは言わなくていいから」
「良いではないか。偽りはないのだから」

ストレート過ぎる言葉には不覚にも心臓が高鳴ってしまう。
まるで本気で私を好きみたい、なんて思わせないで欲しい。
冗談の類であると言って。騙されるなんて馬鹿だと罵って。

「……で、母君がいるのに良いのか?」
「は?」
「魔族と人間の性行為は未知の世界。今夜は激しいプレイとなるのは目に見えている、がっ!」
「死ね!!!年中発情期が!」
「それは人間ではな、っ!」
「死ね死ね死ね!ばーかばーか!嫌い!大嫌い!!さいってーーー!!!」
「き、貴様暴れるな。っ、いい加減にしろ!」

このままでいい。
ヴィルヘルムが変態発言をし、私が嫌がる。その関係のままで。
変化は望まない。望めない。

一通り暴れ終わったら、また大人しくヴィルヘルムの腕に収まる。
至近距離から横顔を見ていると、前を向いたままヴィルヘルムは言った。

「私はいつまでも待てる。
 しかし貴様の時間は貴様が思うほど長くはない。それを忘れるな」

この口ぶり。つまり既に勘づいているのだろう。
私が彼の好意を受け入れることを、怖がっていることを。

「……ヴィル」
「どうした」
「後で婚姻届貸して」
「ほう。貴様はやはり私の妻になることを希望しているのだな」
「違うから!!破り捨ててやるだけだから!」
「好きなだけ破らせてやる。貴様の思惑は想定済み。三桁は所持しているから精々頑張るがいい」

数十枚は破り捨てて、一枚だけは書いてやろう。
どうせ役所もヴィルヘルムが魔族だと判ったら、受理しないに違いないのだから。

「こちらは婚約の義から初夜にかかる時間、体位、今後開発する箇所やその過程までも想定済みである。
 貴様は安心して無様に私に陥落するがいい」
「ばっかじゃないの。ないから。絶対ありえないから」

でも、どうだろう。もしも、その一枚が受理されてしまったら。

「この私の妻の地位を入手すれば、死ぬまで退屈はさせんぞ」
「……そーかもね」

その時は、腹をくくってこの男の妻になってやろう。
ヴィルヘルムが既に考えているというシナリオにだってのってやろうじゃないか。

、待っていろ。私がいなくては生活出来ぬ身体に調教してやる」
「はいはい」

実際のところ、既に私の中でこの男の存在は欠かせないものになっているのだけれど。
さすがはヴィルヘルム、読みが一歩足りない。






fin.
(13/04/14)